西南機材の商品管理

「安全・安心」 をお客様に提供し続ける為の、質の高い製品管理を目指して

レンタル資材は繰り返し使用する事が宿命ですので、使えば使う程製品は劣化致します。

当社では、何よりも安全最優先で、お客様に安心して気持ち良く使い続けていただけるように、下記のような取り組みを、全社を挙げて行っております。

特に当社の取扱商品の多くは【アルミ製品】である事や、【伸縮や折り畳み】するものが多いので、製品の整備・修理・製品管理は複雑且つデリケートで、管理内容も多岐に渡ります。

日々努力と研究を重ねながら、必要な時に、必要な数量を、最高の状態で出荷できる体制を整えております。

  • 商品返却・入庫検収
  • 商品洗浄
  • 基本整備
  • 修理
  • 資材保管
  • 出荷
  • 抜き取り検査

商品返却・入庫検収

ご使用現場から返却となった際は、検収員が数量の確認、状態の確認を行います。
絶対に数え間違い、漏れの無いように、丁寧に一つ一つ確認を行います。
煩雑な物や、大きいものは二人一組で行います。

ここで、
◆良品
◆破損があるが、修理が可能なもの
◆破損があり、修理ができないもの (修理を行っても安全が確保されないと判断されたもの)
に、厳格に選別されます。

破損があるが修理可能なものについては、その場で写真を撮影し、写真データを社内ネットワークへ送り、事務/営業担当者間で共有します。確認後、必要に応じてお客様ごと、現場ごとに提出されます。
修理ができないものについては、「修理不能品」として専用の置き場で1カ月保管され、その後廃却されます。
尚、当社のものではない機材(社外品)については、受け入れ(荷卸し)を行っておりません。
「その日に返却となったものは、その日中に入庫検収を終了させる」 事を目標に、
安全で正確でスピーディな検収作業を行うよう、日々努力を続けています。

商品洗浄

検収終了後、資材は145MPaの高水圧洗浄機で洗浄されます。(一部を除く)
木材であれば 破壊される程の水圧で洗浄しますので、通常の水洗いでは落ちないモルタル、油、樹脂、ウレタン等が付着している場合でも対応する事ができます。
洗浄作業中の災害・事故防止の為、安全手順を順守し、洗浄機の日頃の点検作業やメンテナンスを徹底し、必ず保護具装着の上作業を行っています。一日中継続して安全作業が行えるように、作業環境も日々工夫しています。

基本整備

洗浄終了後、それぞれの資材に分け、基本整備を行います。
整備マニュアルに沿って、絶対に整備漏れがないように、一点一点丁寧に整備を行います。
整備は、(社)仮設工業会の仮設機材管理者講習受講者が中心となって行われ、目視検査による不具合・ガタツキの確認、可動部の確認・亀裂の有無の確認、注油整備、不足部材の取り付け等を注意深く行います。
整備内容を標準(マニュアル)化・共有化し、いつ、誰が整備を行っても均一で安全な製品となるよう努めています。

整備終了後には整備担当者の氏名を捺印した確認シールを貼り、(一部を除く)保管の為倉庫へ送られ、出荷を待ちます。

修理

修理場では修理が可能なもの(修理を行っても安全が保たれるもの)についての修理を行います。
アーク溶接、アルゴン溶接、切断、ボルト固定、リベット固定等を、熟練した有資格者の手で行い、再び良品としてよみがえります。

作業内容は多岐に渡り、危険も伴いますので、安全作業手順をしっかりと守り、工具や治具・工作機械を大切に扱い、整理整頓を徹底し、必ず保護具着用の上作業を行います。

資材保管

資材の保管は限られたスペースを有効に活用し、且つ安全最優先・迅速な出庫が可能なように、保管方法を日々工夫しています。
アルミ資材については、劣化を防ぐ為に原則室内保管としております。
製品出し入れ作業中の事故防止の為に、墜落転落の危険がある場所では安全帯を必ず使用します。

出荷

出荷の際は、製品の確認、数の確認を専門のスタッフで丁寧に行います。
ここで間違いがあれば、多くのお客様にご迷惑をお掛けする事になるので、絶対にミスが発生しないように、必ずダブル(複数人)チェックを行い、間違いが無いか確認後に出荷されます。
資材を積み込む際に絶対に事故が発生しないよう、荷崩れ等の災害が発生しないよう、運転手さんとリフトマンで連携を取りながら合図と確認を常に徹底します。

抜き取り検査

通常の検収・整備とは別に、抜き取り強度試験を自社で行っています。
アムスラー試験機を用いて、社団法人仮設工業会の「仮設機材性能試験器操作責任者講習」の修了者により強度試験を行い、不合格品については廃棄されます。

このような取り組みを全社を挙げて行っており、常に安全で安心な機材を迅速に供給できる体制を整え、お客様からのご注文をお待ちしております。